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メイクアップアーティスト が お伝えする テレビ局でのヘアメイクの裏側

テレビ局でヘアメイクをする時、タレントさん指名だとそのタレントさんの楽屋でヘアメイクをします。

テレビ局によって広さや構造は様々です。

半分小上がりの和室になっていて、衣装に着替える時にも使い勝手がいい楽屋が多いです。

ヘアメイクさんあるあるで皆さん和室の楽屋は苦手としていますね。

その時に限って脱ぎ履きに時間のかかる靴を履いてきていたり。

タレントさんがご自身でヘアメイクする場合には和室でも不便はないと思います。

ヘアメイクさんがする場合、中腰や膝立ちでしなくてはならず非常にやりづらいのです。

以前、床に寝た状態でメイクをするという特殊なやり方をしていたときは、和室のほうが都合が良かったのですが…。

入り口が一つで左右に分かれている楽屋や、壁がかなり薄い楽屋もあります。

聞いてはいけない話が聞こえてくることもあり、自分も気をつけなくてはと思いましたね。

基本的には鍵をかけられるのですが、あるテレビ局ではドアがない楽屋で盗難事件が頻繁に起きていました。

私は被害に遭いませんでしたが、疑われる可能性もあるので悲しい出来事でした。

たまにテレビ局のヘアメイクさんが使用するメイクルームを貸していただけるのですが、すごく使いやすいです!

広さがあるので道具をすべて並べられます。

電源がちょうどいい場所にあるのも有難いです。

まず最初に電源の場所を確認してから、人が通る時に延長コードに足を引っ掛けないように気遣ってセッティングをしているからです。

危ないなと思う時には養生テープで延長コードを固定しています。

メイクルームの備品にはヘアセット剤を入れられるワゴンや、ホットおしぼりを作れる保温器も完備されています。

以前記事にも書きましたが、ポットでお湯を沸かして作るよりも便利でこれがあるとかなり助かります!

このメイクルームを使わせていただく時は、出演者が多く、ヘアメイクさんも複数いる時です。

バラエティ番組が多いのですが、タレントさん達もヘアメイクされながら雑談をしたり、ヘアメイクさんもお互いの道具の情報交換ができてとても楽しいです。

頻繁にはないのですがこのメイクルームを使える時は嬉しいですね。

lionel